帰国五人ー金正日謀略の構図(『文藝春秋』2002年12月号)
後半より引用

p65~66
「日本革命テーゼ」の闇
   北朝鮮が関係するテロリズムは大韓航空機爆破事件だけではない。80年代から90年代にかけて、北朝鮮はよど号グループと日本赤軍を巧みに操り、もうひと つの国際テロ組織網を作り上げていた。よど号グループによってヨーロッパで拉致された石岡さん、有本さん、そして、松木さんはその犠牲者だ。

 よど号グループと日本赤軍は、金正日が70年代前半によど号グループの主犯格、田宮高麿を通じて重信房子を 平壌に呼び出して会談していることなどから、かなり強力な連携を持ったテロ組織を作り上げていたと考えられる。その後、日本赤軍のメンバーが使っていたパ スポートが実は石岡亨さんのものを元に偽造したものであることも明らかになった。ソウル・オリンピックの前年、よど号犯の妻たちが日本赤軍メンバーとユー ゴスラビアや香港、チューリッヒなどで行動を共にしていた可能性が高いことも各国の情報機関が集めた渡航記録によって確認されている。金正日がよど号グ ループと日本赤軍を使って何を企んでいたのかはいまだに明らかにされていないが、よど号グループに拉致された石岡さん、有本さん、松本さんら三人の拉致被 害者はそのネットワークの一部を知っているために、「死亡」とされた可能性が高い。

 よど号グループと日本赤軍が絡んだテロ工作の舞台は海外だけではない。この日本でもテロを実行しようとしていた証拠がある。驚くべきことに、彼らは金正日本人から「主体思想で日本革命せよ」という指令を受け取り、日本でも工作員をリクルートするオルグ活動を展開したのだ。金正日のこの指令は「日本革命テーゼ」と して知られている。よど号犯の妻の一人である八尾恵は「日本革命テーゼ」に従って、横須賀でスナックを開き、何人かの防大生や自衛隊員と親しく付き合って いたことがわかっている。数か月で八尾が逮捕されたが、もし店が続いていたら、いまごろ自衛隊幹部にも金正日シンパがいた可能性は否定できない。

  2000年4月、その八尾恵が突然、「拉致の運動に協力したい」といって「現代コリア」を訪ねてきたことがあった。私たちは「自分のやったことすべて告白 しなければダメだ」と断ったが、「日本革命テーゼ」の在り処について尋ねると「紙には書いていないが、全部、頭の中に入っている」と答えた。彼女は 2002年に入って、有本さん拉致に関わったことについては告白したが、「日本革命テーゼ」については一言も公にしていない。八尾が出した著書『謝罪しま す』の中でもこの点には一切触れていない。

p67~68
金正日の新たな謀略
 帰されない八人は北朝鮮が テロ国家であることの生きた証拠だからこそ、「死亡」とされたのだ。横田めぐみさん、市川修一さんはテロ工作員養成学校である金正日政治軍事大学で教師と して働いているのを安明進に目撃されている。増元るみ子さんは市川さんの妻だった。田口八重子さんは大韓航空機爆破犯、金賢姫の日本人化教師。石岡亨さ ん、有本恵子さん、松木薫さんの三人はよど号グループによって拉致され、彼らの非合法活動に旅券などが利用されている。また原敕晁(はらただあき)さんは北朝鮮の工作員、辛光洙(シンガンス)によって拉致された。辛光洙は原さんのパスポートを使って、様々な特殊工作に携わった上、今も北朝鮮で健在で勲章まで得ている。

  2002年始め、ブッシュ政権は北朝鮮を「悪の枢軸」のひとつとして名指しした。イラクが国家存亡の危機にあるのを横目に見ている 北朝鮮の心中が穏やか なはずはない。「アメリカだけは敵に回したくない」というのが北朝鮮の本音だろう。八人の存在を表に出せば、金正日のテロリズムが表沙汰になり、「悪の枢 軸」の一員であることが立証される。金正日は「八人は死んだ」とするしかないのだ。

 ようやく帰国が叶った五人のニュースは誠に喜ばしい ことだ。しかし八人死亡も五人帰国も、金正日が日本に新たに仕掛けて来た謀略の一環である。帰国した被害者たちは、「特殊機関」に務めていた時代について は口を閉ざしている。報道等でわかるように、彼らが語る北朝鮮の生活はそれ以降のことがほとんどである。北朝鮮に置いてきた夫や子供らを日本に取り戻した 後、彼らがすべてを自由に話せるようになれば、それは完全解決への大きな一歩となるだろう。
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よど号犯の妻たちは拉致工作に関与しているが、主体思想研究会に属していた人が多い
日本の中の北朝鮮 チュチェ思想研究会
武者小路公秀
人権擁護法案という名の人権侵害法案を作ろうとしている
エセ人権活動家 武者小路公秀 

「主体思想で日本革命せよ」「主体思想で日本革命せよ」「主体思想で日本革命せよ」「主体思想で日本革命せよ」「主体思想で日本革命せよ」

反原発と極左テロリスト1 ←重信房子の娘・重信メイ
テロリストの遺伝子
反原発・日本赤軍・従軍慰安婦・北朝鮮
(結局西早稲田2-3-18と繋がっているわけです)

あなたの隣にいるかもしれない朝鮮人工作員 ←原敕晁さん拉致の経緯
韓国民主化運動という赤化運動 ←辛光洙釈放嘆願運動の背景

人道的支援
それは立派なことなんですけどね
被害者は無視して加害者のみを支援する「人道」というのはありえない
そんなものを人道と呼んでいいわけがない

救援連絡センター山中幸男・よど号家族帰国
謎の住所 新橋2-8-16石田ビル