俺の過去を消してくれ 関連

名誉毀損でヤフーに情報開示命令 慰謝料30万円支払いも 神戸地裁

  インターネットの「Yahoo!ブログ」で名誉を毀損されたとして、兵庫県芦屋市在住の男性が、損害賠償を請求するためブログ発信者の情報開示とブログの 記事の削除などをプロバイダーのヤフー(東京都港区)に求めた訴訟の判決が5日、神戸地裁尼崎支部であった。大西忠重裁判長はヤフーに発信者情報の一部開 示と記事の削除、記事の削除要請に応じなかったことに対する慰謝料30万円を支払うよう言い渡した。

 大西裁判長は「(男性 が)情報開示を受ける正当な理由がある」としながらも、ヤフーが発信者の氏名や住所などの情報を持っている証拠はないとして、発信者のメールアドレスやイ ンターネット上の住所である「IPアドレス」などの開示が限度とした。また、「名誉が違法に侵害されていることは明白」と指摘、記事の削除を認めた。
  判決文によると、男性は資産運用セミナーを開催。しかし、平成20年10月、氏名不詳のブログ開設者が、男性の実名をあげ、男性が悪徳商法を行う詐欺師で あるなどと記載したネット上の掲示板の投稿履歴をブログに貼り付けた。男性は25年10月にヤフーに記事の発信者情報の開示と投稿記事の削除を求めたが、 ヤフーが応じなかった。
ヤフー広報室は「詳細を確認していないので、コメントは差し控えたい」としている。
産経ニュース2015.2.6
http://www.sankei.com/west/news/150206/wst1502060017-n1.html


振り込め詐欺で有罪判決、グーグルに削除命じる仮処分
人格権地裁仮処分

 グーグルの検索により、振り込め詐欺による逮捕歴がわかるとして、男性が検索結果の削除を求めた仮処分申請に対し、東京地裁が表示を消すようグーグルに命じる仮処分決定を出したことがわかった。グーグル側は、訴訟で争う姿勢を示している。

 逮捕歴の削除を命じる仮処分決定が明らかになるのは、今年に入って3件目。これまでの2件は罰金刑だったが、今回は執行猶予付きの懲役刑とより重い。
  関係者によると、男性は振り込め詐欺にかかわった疑いがあるとして逮捕され、その後、執行猶予付きの有罪判決を受けた。10年前後が過ぎても、消費者問題 をまとめたインターネットサイトなどに実名が載っており、グーグルで名前などを検索すると、逮捕歴がわかる表示が検索結果に表れた。このため、「犯罪歴の 表示は更生を妨げ、人格権を侵害する」と訴えていた。
 東京地裁は11月中旬、男性の主張を認めて削除を命じる決定を出した。削除を認めた具体的な理由は記していないという。
グーグル日本法人は取材に対し、「人々の知る権利に資するとの観点から訴訟で争う」とコメント。男性の代理人弁護士は「コメントできない」と語った。(藤田知也)
朝日新聞DIGITAL2015.11.28
http://www.asahi.com/articles/ASHCW419THCWULFA00L.html

ヤフーに初の削除命令 検索結果、グーグルに続き

  大手検索サイト「ヤフー」で自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような結果が表示され人格権を侵害されているとして、運営会社に削除を求めた 日本人男性の仮処分申し立てで、東京地裁は7日までに、男性の主張をほぼ認め一部削除を命じる決定をした。ヤフーによると、国内で同社に削除を命じた決定 は初めて。

 決定理由で関述之裁判官は、削除を命じた検索結果について「(人格権の一部の)プライバシー権を侵害しているのは明白だ」と述べた。決定は1日付。
 関裁判官は昨年10月、東京地裁で同じ男性による米グーグルへの削除申し立ても認めた。
共同通信2015.12.8
http://news.livedoor.com/article/detail/10924791/