混血児の白人至上主義者

  またもや露見した「報道しな い自由」にはうんざりする。報道機関は事実を伝えるべきなのに、都合の悪い箇所はカット。これでは一般人は事件の真相が分からない。今月初めにアメリカの オレゴン州にあるウンプア・コミュニティー・カレッジ(Umpqua Community College)で、銃の乱射による大量殺人が起きた。犯人はクリス・ハーパー・マーサー(Chris Harper Mercer)という26歳の男で、キャンパス内の建物にいた人々に対して銃を向け、9名を射殺し、その他数名を傷つける事件を起こした。この殺人鬼は警 察に逮捕される前に、銃の引き金を引いて自殺したのだが、深刻な問題はマーサーの素性と報道局の情報操作にあったのだ。この事件は日本でも報道されたか ら、ご存じの方も多いだろう。しかし、日本のワイド・ショーで触れられていない点がある。「やっぱりねぇ」と溜息をつく方は勘が鋭い。犯人の容姿をジっと 見つめれば分かるはず。「何か変だ」と気づいても、ニュース番組には言っても無駄だ。蛸が入っていないたこ焼きを買わされたら店に文句を言えるが、タダで 観ているテレビじゃ文句も言えないか、と諦めるしかない。でも、お金を払って読んでいる新聞や、受信料をふんだくられたNHKが相手なら、怒ってもいいん じゃないか。

Chris Harper Mercer 4(左: 本来のクリス・ハーパー・マーサー/右: 肌を白く加工した映像)

   大学のキャンパスで殺人事件が起きた時、大手メディアはこぞって銃による犯罪と銃規制に焦点を当てていた。ただ、一つだけ気になることがある。それは、 犯人のマーサーが「白人」と呼ばれていたことだ。確かに彼の父親イアン・マーサー(Ian Bernard Mercer)はイギリス白人だが、母親のローレル・ハーパー(Laurel Margaret Harper)は黒人である。普通なら息子のクリスは「ムラート(mulatto)」すなわち「混血児」と呼ぶべきじゃないか? あるいは、多くのアメリカ黒人が考えるように、「アフリカ系アメリカ人/黒人(Afro-American)」と伝えるべきだろう。オバマ大統領だって、 母親のスタンリー・アンが白人なのに「黒人」と見なされているし、オバマ自身も「黒人」と称している。また、有名女優のハル・ベリーも白人の母親から生ま れたが、彼女は自らを「黒人」と称しているのだ。清掃人であった黒人の父と看護婦だった白人の母をもつ、「アフリカ系」混血児のハルは、白人のカナダ人モ デル、ガブリエル・オーブリーと結婚し、娘のナーラを産んだが、彼女によれば娘は「黒人」だという。黒い肌に誇りを持つから当然かも知れない。これについ て、マスコミは何も反応しなかったから、「黒人」と認めていたのだろう。ところが、大量殺人鬼が黒人との混血児だと、何らかの都合が悪かったのか、主要メ ディアは「白人」と報道していたのである。

Halle Berry 1Halle Berry 4Halle Berry & daughter








(左: ハルベリーと母親/中央: 元亭主のガブリエル・オーブリーとハル/右: 娘のナーラと一緒の写真)

   混血児を白人と伝えたのは、混乱する中継現場の単なるミスではなかった。犯人マーサーの写真を放映したCNNは、何と彼の肌の色を白くして報道したの だ。NHKのように姑息な画像処理をするとは、米国の大手メディアとして恥ずかしくないのか? アメリカの主流メディアは、マーサーがナチスの帽子を購入したとか、IRA(アイルランド解放軍)の写真を集めていたなど、いかにも人種意識と差別心の強 い人物と印象づけていた。気違い殺戮者の人物像に迫るため、一部のテレビ局は殺人犯クリスの父親イアンへのインタヴュー映像を流し、クリスが兇暴な「白 人」であることを暗に印象づけていた。しかし、この父親は息子とは別居しており、クリスの日常をよく知る人物は、一緒に住んでいた母親のローレルの方であ る。彼女は黒人の看護婦で、表彰されるほど有能な女性であるらしい。しかし、精神病の息子を憐れんだのか、息子が銃に興味を持ち始めるや、自らも銃弾を買 い与えるなど、息子を甘やかしていたのだ。「えぇっっ ! そんなアホな !!」と驚く人は正常だ。 これに気づかない人は、次の点に注意せねばならない。

  銃の乱射事件が起きると、決まってバラク・オバマの ような黒人やヒラリー・クリントンのようなリベラル派が、「ほら見ろ。銃を取り締まらなきゃ !」と張り切ってしまう。だが、待て。なるほど、気違いに刃物やライフルを許してはならないのは分かる。しかし、この母親ローレルによると、息子のクリス はアスペルガー(Asperger)症候群の子供だったらしい。知能には障碍がないけど、人とのコミュニケーションに問題があったという。ローレルはクリ スの知能が高いと自慢していて、自分は看護婦だから分かるのよ、と断言していた。だけど、対人恐怖症だったり、周囲の雑音や現象に過敏に反応する自閉症の 子供と同じだから、拳銃やライフルといった武器を与えるのは危険だし、そもそも根本から間違っている。様々な患者を見てきた「優秀な」看護婦が、なぜこん な初歩的な判断ができなかったのか? 常識的日本人なら、絶対こんな子供に兇器を渡さないだろう。魚屋のおっちゃんだって、アスペルガー障碍児に、刀みたいな長い包丁を渡して、黒マグロの解体 なんかさせないだろう。ましてや、市役所がクリスのような青年を採用して、街に熊や鹿が出没するから猟銃を使って退治してこい、とは恐ろしくて絶対言えな い。ところが、アメリカのマスコミはこんな常識も分からず、ただ「銃規制を強化せよ」との一点張りで、肝心の焦点をずらした討論会をしていたのだ。それに しても、病院でまともな働きをする母親が、26歳にもなる男を未だに「私の坊や(My Baby)」と呼ぶなんて、馬鹿らしいというか全く以て呆れてしまうじゃないか。(Christine Mai-Duc, Gun-obsessed, timid and his mom called him ‘baby’; What we know of Chris Harper-Mercer's life, The Los Angeles Times, October 2, 2015)

   とにかく、有色人種が絡む事件だと、アメリカのマスコミは色盲になる。今回の事件では、父親だけがテレビ番組に映されるので、アフリカ系の母親を目にで きない一般国民は、クリス・ハーパー・マーサーを“レイシスト”の白人だと勘違いしていたのだ。一般人でも彼の写真を見れば、何となく北アフリカにいそう なモロッコ人とかベルベル人を思い浮かべるだろう。テレビ局のベテラン記者なら勘が鋭いはずだ。たぶん、一目ですぐ分かったんじゃないか。日本の事件記者 だって、ジャーナリスト魂が腐っていなければ、支那人や朝鮮人の顔をした容疑者を見て、その素性を調べたくなるはずだ。しかし、役人根性の記者だと、たと え犯人が帰化人とか朝鮮系の家庭と分かっても、どうせ編集長に「ボツ」にされるから、無駄なことは最初っからやらない。ただし、ちょっと小賢しい記者な ら、小遣い稼ぎに週刊誌へ自分のネタを売るだろう。アメリカ人の記者だって本当は、犯人の母親が黒人であることは最初から分かったいたはずだ。

Lauren Mercer 1(左: 母親のローレル・ハーパー/右: 父親のイアン・マーサー)

   犯人は黒人との混血児なのに、「白人」至上主義者と印象づけたい大手メディアは、自らの願望に沿った犯人像を紹介していた。クリスは恋人を求めて、イン ター・ネットに自分のプロファイルを載せていたという。彼は民族欄(ethnicity)に「混淆種族(mixed race)」と記し、保守的共和主義者(共和党員/conservative Republican)だが、特定の宗派・宗教に属さず、と書き込んでいた。マスコミは「やったぞ」とばかりに、銃器を手にする白人の共和党支持者で、ナ チズムの信奉者と囃し立てたのである。肝心の「混血種族」には触れず、大量殺戮を犯した白人至上主義者と報道したのだ。だが、ネットのMySpaceに IRAの写真を貼り付けたからといって、この殺人犯がアイリス人と民族的な繋がりがあるとは思えないし、ナチス・グッズを購入したから即ネオ・ナチだとは 言えないだろう。良心的リベラル派を自負する主要メディアは、保守派のアメリカ白人を「偏屈ども」と蔑み、彼らがイスラム教徒とテロリズムを結びつける と、「中東アジア移民に対する偏見だ」とか「ムスリムへの差別心が潜んでいるぞ」と非難する。ところが、勝手に共和党を好きになった混血児が、ライフルを 持てば「危険な白人共和党員」と決めつけるんだから勝手なものだ。これでは偏向報道丸出しだろう。

Chris Harper Mercer 2(左/ライフルを手にするクリス)

   記者会見に臨んだオバマ大統領と同じく、左翼メディアは兇悪犯のマーサーが精神病を患い、何らかの突発的激情から犯行に及んだものとした。マーサーは逮 捕直前に自殺してしまったから、本当の動機は誰にも分からない。しかし、彼の行動や知人の証言から、ある程度の推測はできるだろう。マーサーは父親と離婚 した母親に育てられたそうだが、幼少時から知的発達に障碍があったようだ。父親のイアンと昔交際していたというソフィア・カマレナによると、クリスは躾け ることが難しい子で、「ダメよ」と注意すると、叩かれたみたいに叫びまくったという。(Laura Gunderson, Oregon shooter : New details emerge about Chris Harper-Mercer, The Oregonian, October 2, 2015)  一般の教育が困難と推測されたクリスは、精神障碍児が通うスウィッツァー学習センター(The Switzer Learning Center)に入学し、2009年に卒業したという。そこに通っている間、彼は陸軍に志願したが、最低限の基準に満たないため、あえなく落とされてし まった。いくら人手不足の陸軍だって、知的障碍児はOKしないだろう。だが、これを知ればクリスが武器を持った軍人に「憧れ」を持っていたことが分かる。 知力・体力で劣る青年が、凜々(りり)しい兵士になりたいと望むのは理解できるし、せっかく軍隊の募集に応じたのに採用されず、悶々としていた事も分か る。そんなクリスが、たまたま新聞や雑誌で目にした屈強なドイツ軍人や、イギリス兵と対等に渡り合ったアイルランドの過激派に憧れても不思議ではない。

ホモの英雄と変態の父親

German Officer 1German Officer 3Vester Flanagan 4









(左と中央: ドイツ軍士官 / 右: 裸のヴェスター・フラナガン)

   ナチスやIRAに憧れる“黒い”白人至上主義者のクリスだが、実際の友人は北方種族ではなく、中東アジア系のマフムード・アリ・エサニ(Mafmoud Ali Ehsani)であった。アメリカのテレビ局はクリスが好きだった第三帝国の鉄十字を画面一杯に映し出すが、ネット上で実際に交流していたマフムードにつ いては無視。そして“平等主義”のマスコミにとって都合の悪いクリスの「英雄」、ヴェスター・フラナガン(Vester Flanagan)もカット。このフラナガとはあのヴァージニア州で、TVレポーターとカメラマンを殺した、失業黒人キャスターである。生中継で殺人を犯 したフラナガンは、全米に衝撃を与えたが、混血児のクリス・ハーパー・マーサーには別のインパクトを与えていたのだ。もしかしたら、黒人繋がりで同類のよ うな気がしていたんじゃないか? クリスは亡くなったレポーターのアリソン・パーカーに同情するより、大胆な殺戮を実行したフラナガンに昂奮したのだろう。保守的共和党員と自称するクリス だが、憧れのヒーローがゲイだったとは、なんとも奇妙な組み合わせである。従姉妹のガイネル・フラナガンによると、ヴェスターが同性愛者であることは、家 族や親戚の誰もが知っていたそうだ。(James Robertson, Vester Flanagan's family reveal they knew he was gay and accepted him for it, Daily Mail, 27 August 2015) こんな人物を称賛する混血児が、本当に保守的な白人の共和政主義者なのか? 通販会社が似たような商品説明をすれば訴えられるぞ。

Alison Prker 1Vester Flanagan 3Vester Flanagan 2









(左: アリソン・パーカー / 中央: セクシー姿のフラナガン /右: 事件前のフラナガン)

   大量殺人犯のヒーローがゲイの黒人なら、その父親もゲイもどきであったとは驚いてしまう。クリスの家庭は複雑だった。英国生まれ父のイアンは黒人のロー レルと1989年に結婚し、僅か11ヶ月後の1990年に別居状態となったが、正式に離婚したのは2006年だったという。母子家庭で育ったクリスは甘や かされたのかも知れない。一方、白人女性と再婚したイアンは、カルフォルニアにあるノアズ・ニュー・ヨーク・ベーグルという店で働いていた。ところが、管 理職に就いていたイアンには、困った性癖があった。何と、息子を持つ父親がホモなのだ。あろうことか、彼のもとで働くブレット・マクドナルドという部下 に、しょうもないセクハラをやらかしたらしい。マクドナルド氏の証言によれば、イアンは彼の肩をマッサージしたり、手で彼の胸や肩、腰を触ったりして言い 寄ってきたという。イアンはこの魅力的な部下に、「もし、君が男なら、僕はキスしたいなぁ」とか、「もし、君が女の子だったら、キスしゃうんだがな」と 言ったそうだ。(Daniel Bates, Look at the a** on her, Daily Mail, 2 October 2015) こんな言葉をかけられたら、いくら冗談だって気持ちが悪い。オッさんのゲイなんて嫌だ。それに、第三者にはどんな表情で喋ったのか分からないし、どんな手 つきで体を揉まれたのかも分からない。その場を見ていない我々には、如何なるセクハラだったのか、正確に把握できないだろう。しかし、鳥肌が立つような行 為だったことは想像できる。

Ian Mercer 3Mahmoud Ali Ehsani 1









(左: イアン・マーサー / 右: マフムード・アリ・エサニ)

   保守派の共和党支持者らしいクリスには、もう一つ不可解な点がある。彼は大学の建物に侵入した時、たまたま居合わせた人々に銃口を向けて、キリスト教徒 か否かを問いただしたという。すると、この犯人はキリスト教徒とであると答えた人たちを、即座に射殺したらしい。これが「保守的」なアメリカ“白人”の趣 味なのか? もしかしたら、イスラム過激派を称賛する友人のマフムードに共感したんじゃないか? アメリカで「保守派」といえば、キリスト教の伝統を重視する愛国者と考えるのが普通だぞ。どうして、「白人」のクリスは白人学生やキリスト教徒を狙って殺 したんだ? どこかおかしい。もっとも、精神障碍者だから仕方ないのだろうが、それならば、マスコミは彼の自己紹介を「アホらしい」と言って却下すべきだろう。彼の 「血筋」には目をつむり、「保守的共和党」だけを喧伝するのは公平さを欠く。クリスにイスラム過激派の影響が無かったのかをまず調べるべきである。CBS は元FBIプロファイラーのメアリー・エレン・オトゥール(Mary Ellen O'Toole)を招いて、事件の解説をさせていた。しかし、ベテランのプロファイラーは、クリスの民族性や交友関係には一切触れなかった。犯罪心理学の 専門家が見落としたとは考えられない。多分、番組スタッフから釘を刺されていたのだろう。事前検閲のニュース報道には吐き気がする。

Elliot Rodger 1Elliot Roger 3









(左: 犯行前のエリオット・ロジャー / 右: 幼少時のエリオット)

   人種が絡む事件だと、テレビ局や新聞社は、編集された報道しかせぬもの、と考えたほうがよい。たいていは、真相の半分くらいじゃないか? 犯人が純粋な白人なら、どんな趣味で何を喰っていたか、まで些細なことでもほじくるだろう。しかし、有色人種や混血児だと態度を変えてしまうのだ。ここで 思い出されるのは、カルフォルニア大学サンタバーバラ校で起こった大量殺人である。有名な映画プロデューサーの息子エリオット・ロジャー(Elliot Roger)が、女にもてないことに腹を立て、鬱憤晴らしに無差別殺人を実行した事件だ。何の関係も無い若者6名が射殺されて命を落とした。ところが、そ の動機とは自己嫌悪であったから、被害者の遺族は堪らない。白人の父ピーターを持つエリオットは、支那系の母親リチン(Lichin)から生まれたので、 アジア系アメリカ人であった。しかし、父親の遺伝子を受け継いでいるのに、西歐人らしい容貌や体格を持てなかったエリオットは、同世代の白人少女らに相手 にされなかったそうだ。ドイツからのゲルマン系留学生は、眩しいばかりの美女とデートできるのに、混血児のエリオットは指をくわえて眺めるしかない。「オ レは白人なんだぞ」と彼は悔しがったという。そのような屈辱感に苛まれたエリオットは、ネットで殺人を予告し、死を覚悟した銃の乱射に踏み切ったのだ。

Lichin Rodger and-daughter-GeorgiePeter Rodger 3









(左: 母親のリチン・ロジャーと娘 / 右: 父親のピーター・ロジャー)

   無辜の青年が無差別に射殺された事件は全米を揺るがした。各局ともこの事件を大きく取り上げ、様々な評論家や専門家を招いて殺人の動機や過程を伝えてい たが、エリオットが金髪の白人に憧れていた、という重要な点には言及しなかった。エリオットは殺人を犯す前に、マスコミに向けて遺書のような文章を送りつ けていたのに、マスコミはその核心に触れようとはしなかった。犯人が「不完全な」白人という肉体に悩んでいたのに、それを敢えて無視したテレビ局は悪質で ある。ニュース番組は父親のピーターのインタヴューばかり流していたが、アジア系の母親を直撃取材しなかったし、母親の写真を大々的に掲載することもしな かった。オレゴンの銃乱射事件と同じく、白人の親ばかりに焦点を当て、有色人種の親は素通りにするマスコミは、白人至上主義者より差別的である。もし、マ スコミが人種平等を掲げるなら、白人の親と同じ程度に有色人種の片親を映すべきだろう。視聴者に伝える前に、番組制作者が検閲を行い、有色人種の不利にな らぬよう“配慮”する方針は間違っている。どう判断するかは、事件を聞いた一般人の自由だろう。

差別を煽るマスコミ

   根深い人種差別を持っているのは「リベラル派」のマスコミである、と言えば一般人は驚くだろう。大抵の人々は差別をするのは極右とか保守派の国粋主義者 という先入観を持っているからだ。しかし、よくよく考えてみれば、有色人種や在日朝鮮人が殺人事件や強盗事件を犯した時、大手のマスコミは犯人の顔写真を 掲載しなかったり、通名だけで本名を公表しなかったりと、特別な取り扱いをする。例えば、在日米軍の海兵隊員が日本人女性を強姦しても、その顔写真が公開 されることは滅多にない。強姦魔の人権とやらを優先させた結果、犯人の出自や人種、民族、家庭環境、日常生活、など重要な要素は隠されたままになってい る。在日朝鮮人も同じような格別の配慮がなされるのは周知の事実。日本人を殺しても通名しか報道せぬNHKやテレビ朝日は有名だ。また、犯人の素性を隠す ので、殺人犯が帰化鮮人とか帰化鮮人の子供であっても、滅多に表に出ない。国籍取得による名前の改変とか、結婚により苗字が日本名に変わった朝鮮人は、 「日本国民」として報道されてしまうのだ。特に帰化鮮人の家庭に生まれた女性は、「朴」とか「崔」といった氏族名を持っていても、名は「花子」とかの日本 名だから、日本人と結婚すれば「鈴木」とか「田中」になってしまう。そうした朝鮮人女性が産んだ混血児の息子が人を殺せば、マスコミは澄ました顔で日本人 の犯行と普通に伝える。恐ろしいのは、混血児や帰化人が外国で大量殺戮を犯したら、何の註釈も無く「日本人」による犯行と世界中に報道されるのだ。日系国 民にしたら、「日本人の殺人じゃないじゃん」とボヤきたいが、外国メディアは受け付けないだろう。

  移民や難民を受け容れて亡国の道を 歩もうとしている日本人は、国内や国外で「アジア系日本国民」の犯罪が増えることを考えない。書類上は「日本国民」かも知れないが、アジア系国民は日本人 とは異質な家庭環境で育つのだ。例えば、朝鮮人の父親に育てられた朝鮮系児童は、朝鮮人らしい性格を持ち、先祖代々の日本に対する恨みを継承することが多 い。反日の映画監督、崔洋一(さい・よういち)を見れば分かるじゃないか。日本人の母親を持つ参議院議員の白真勲(はく・しんくん)は、父親が朝鮮人であ るため、議員に当選しても韓国民団の為に尽くすと宣言していた。普通の日本人は彼を横目で見て、「朝鮮人の家系だからしょうがないか」と諦める。自殺した 自民党の国会議員だった新井将敬は、日本人になろうとした朝鮮系議員だったが、最後まで朝鮮人の過去を背負っていたし、同胞の朝鮮人からは裏切り者扱い だった。朝鮮人が日本人になるのは、並大抵の努力ではない。だから、最初から諦める帰化鮮人の気持ちも分かる。したがって、彼らにとって一番良いのは、祖 国へ帰ることだ。問題は左翼のマスコミである。帰化人や移民の子孫を同じ国民と見なすなら、「お前は日本国民じゃなか」と叱らなければならないはずだ。民 族差別に反対するなら、反日行為をとる元外国人を日本人とみなして譴責すべきである。だが、マスコミは彼らを格下の劣等人とみなしているから許してしま う。弱者に味方することが正義と思っているから、哀れなアジア人にキツいことが言えないのだろう。

haku 2Korean Sai新井将敬








(左: 白真勲 / 中央: 崔洋一 / 右: 新井将敬)

   左翼の日本人は、日本で支那人や朝鮮人に対する差別がなくならないのは、彼らを嫌う国粋派や民族主義者のせいだと考えている。しかし、実際に差別を助長 しているのは、アジア人の味方を気取る左翼勢力だ。やましい過去を持つアジア人は、容赦なく世間に曝すことが差別解消の特効薬である。重罪犯罪のみならず 軽犯罪でも民族的ルーツを暴露することで、大勢の悪質なアジア人から僅かにいる善良なアジア人を区別することが出来るのだ。偽善者集団のマスコミは、全て の朝鮮人が犯罪者の素質を持っていると確信しているから、ことさら朝鮮人犯罪者の素性を隠そうとする。ルーシー・ブラックマンを殺した織原城二が、実は朝 鮮系殺人鬼であることを隠匿しようとしたのはその証拠であろう。つまらない朝鮮人歌手を大々的に持ち上げたワイドショーは、朝鮮人強姦魔の金允植や宋治悦 を特集しなかった。被害者女性は日本人だから無視できたのだろう。もしこれが逆に、日本人男性が在日鮮人の少女や人妻を連続して強姦したら、連日大騒ぎに なるに違いない。したがって、マスコミの偏向報道が、日本人の朝鮮人嫌悪を拡張しているのだ。マスコミが犯人の正体を隠すから世間は、市橋達也や麻原彰光 などが朝鮮系なのでは、と疑い始める。マスコミが正直な報道をすれば、朝鮮人への誤解が減少するだろう。

  もっと言えば、公権力を握る 政治家や公務員はその家系を公表すべきである。米国では、FBI捜査官になる者はその素性を調査されるが、外国の工作員を探る防諜活動に携わるから、当事 者から文句は出ない。一般の警察官や裁判官だって、外国人と血縁関係にあれば、その判断に曇りが生じることだってあるだろう。中央官庁に勤める官僚なら、 その危険性は更に増すはずだ。北京政府が米国で協力者や裏切り者をリクルートする場合、支那人の血統を持つアメリカ人に接触することが普通である。いくら 狡猾な支那人工作員でも、立派な躾を受けた中流階級の西欧人を仲間に出来ない。悪党はリアリストである。血は水よりも濃いし、血統は愛国心をも枉げてしま う。極悪人はしっかりと現実を認識しているのだ。移民を輸入するという致命的失策を犯したアメリカ人は、人種や民族、階級、生活で分離する混淆社会に住ん でいる。星条旗に向かって敬礼するアメリカ人は、その旗が麻の如く乱れているのに気づかない。いや、気づいているがどうしようもない事を分かっている。日 本人はこれから欧米が味わった苦しみを注文しようとしている。支那人の毒入り餃子を食べても懲りない日本人は、支那人の鼻糞が混じった肉まんを食べても、 時が経てば忘れてしまう呑気な国民だ。少数派になって行く日系日本人には、少しの間でいいから将来の日本を考えてもらいたい。




人気ブログランキングへ